一日一冊(KILL)

読んだ本の備忘録、他

白鳥和生『即!伝わる文章術』(CCCメディアハウス 2021年)

5W1H」よりも「6W3H」で表現する。

 

6W

  • Why(なぜ)
  • Who(誰が)
  • What(何を)
  • Where(どこで)
  • When(いつ)
  • Whom(誰に)

3H

  • How(どのように)
  • How Many(どのくらい)
  • How Much(いくらで)

 

森達也『死刑』(角川文庫 2013年)

相変わらずの森達也節というか。。。。

Yes or No(本書の場合は死刑の廃止 or 存置)を簡単に回答できない問題に悩み続ける著者。のスタイル。こうなると、意図的にそういった問題を持ってきているとしか思えない。悩む自分を見せるエンタテイメントというか。。。

森達也には『A』にて警察権力を、『A2』でマスコミを、鵜呑みにすることなく裏側尾を想像しながら情報を受け取る必要があることを、教えてくれたので感謝はしている。

 

TBSラジオ ニュース探求ラジオDig(2011年2月18日)

10年くらい前に森達也江川紹子が、松本智津夫(いわゆる麻原彰晃)の死刑についてラジオ番組でやりあって、江川氏が感情的になってしまった(感情的に聞こえた)ため、少し世間がざわついたことがある。あのときは、江川紹子の方が正しいと思った。多くは違ったみたいだけど。


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私は、当然ながらお二人ほどオウム真理教も、地下鉄サリン事件も、松本智津夫(いわゆる麻原彰晃)も調べて・理解しているわけではない。自分なりに資料を読んだ限り「彼は『狂うことを選択』した」と思っている。

高橋秀樹(編)『全電源喪失の記憶』(新潮文庫 2018年)

福島原発群があの地震により危機に陥ったということ以上に、その事後処理に焦点をあてており、全体を俯瞰できる良書と思う。しかし、共同通信社(恐らく記者クラブ会員)のためなのか、東京電力への突っ込みが甘い印象。反対に菅直人には突っ込んでいる。民主党立憲民主党)が政権を取ることは無い、政権を取ったとしても菅直人が要職に就くことはないと判断しているのだろうなぁ、と。

あの地震直後の対応は、菅直人というよりも、斑目春樹原子力安全委員会の責任感の欠如(というか人間性の問題)だったといことが理解できた。せっかく、東大教授を退官されて名誉教授になったのに。

自分が委員長のときに東日本大震災が発生したのは、斑目氏にしてみれば不運かもしれないが、地震発生の可能性を含めて委員長を受けたのではないのかね?とは思わざるを得ない。

臼井由妃『やりたいことを全部やる! 時間術』(日経ビジネス人文庫、2018年)

一週間を金曜日から始める。という、新書のときのタイトル以外はいたって当たり前の内容だった。もちろん、それが実行できるか否かが大事なのだが。

著者の臼井由妃さんは、『マネーの虎』に出ていらしたのですね、極稀にしか見てなかったので、存じ上げなかったです。あの番組は、①吉田栄作の足組み、②加藤和也の自分を棚に上げて感、を見せる番組だと思ってた。

 

 

 

 

『オリーブの罠』(酒井順子)

「へぇ~。」と思いながら読んだ。

が、一点、オリーブが終了したことを「ギャルの台頭」としていることには、納得できないなぁ。正確には、その一点を理由にしていることが納得できなかった(「女子高生であること」の価値低減も記されてます)。

本書は、オリーブの内容のみを対象に論を展開しているので致し方ないのかもしれないが、個人的にはオリーブの終焉は、①広告費の削減、②ファストファッションの台頭。が絡み合って、広告出稿が減っていたたのだと思っている。

①は単純。90年以降、特に消費税が3%から5%になった1998年以降は景気低迷にともなって、ファッションブランドも広告予算が削られただろうし、その場合に最初に削るのは「明確なファッション誌ではなかった」オリーブだったのだろう。

②も単純。ファストファッションの台頭以降、女子高生・女子大生が、服装にお金を使わなくなった。別に個性を求めなくなった。と言い換えてもいいけど。

①と②が絡み合うというのは、ファストファッションの多くはファッション誌への広告を積極的に打つことはなかった(と記憶している)し、広告を入れてくれないブランドを誌面で紹介しないし、モデルにファストファッションのブランドを着せることもない。
まぁ、もっと単純にかんがえてもいいのでは???思いなが読みました。

 

 

秋山成勲への「冷たい」嫌悪感 ③

Dropkickウェブマガジンにて、桜庭 vs 秋山成勲戦で秋山成勲のセコンドに付いた山田武士トレーナーのインタビューを掲載している。自分が知らなかった事実がいくつか記載されていた。

無料で読める部分に絞ってピックアップすると、

  • 山田武士トレーナーに罪を一人でかぶれと言ったのは久保豊喜← 本記事を読む前は、石井館長の発言と思っていたが、館長はMMAには関わらないか・・・
  • 当時、K-1MMAイベントの競技周りは和術慧舟會が運営
  • 門馬秀貴氏(山田武士トレーナーと一緒に秋山成勲のセコンドに付いた)は、クリームを塗っている現場を見ている 門馬秀貴も当時は相当叩かれ、ブログが閉鎖したと記憶している。最も近くで見ていた関係者でだんまりを決め込んでいたのは、門馬秀貴だったのでピースが埋まった感覚がある

詳しくは月額550円が必要となるがご確認ください。初月無料などのキャンページは実施しているかも。私は昔、Dropkickを定期購読していたので550円を払った。

このDropkickは、ジャン斎藤という『kamipro』後期の編集長だった方が編集長をされている。『kamipro』よりは、まっすぐ対象に取り組んでいるので好感は持っている。山田武士トレーナーとジャン斎藤氏の対談がイベントとして企画された場合、恐らく参加するだろうと思い、550円は安いと判断し購入した。