森達也『死刑』(角川文庫 2013年)
相変わらずの森達也節というか。。。。
Yes or No(本書の場合は死刑の廃止 or 存置)を簡単に回答できない問題に悩み続ける著者。のスタイル。こうなると、意図的にそういった問題を持ってきているとしか思えない。悩む自分を見せるエンタテイメントというか。。。
森達也には『A』にて警察権力を、『A2』でマスコミを、鵜呑みにすることなく裏側尾を想像しながら情報を受け取る必要があることを、教えてくれたので感謝はしている。
TBSラジオ ニュース探求ラジオDig(2011年2月18日)
10年くらい前に森達也と江川紹子が、松本智津夫(いわゆる麻原彰晃)の死刑についてラジオ番組でやりあって、江川氏が感情的になってしまった(感情的に聞こえた)ため、少し世間がざわついたことがある。あのときは、江川紹子の方が正しいと思った。多くは違ったみたいだけど。
私は、当然ながらお二人ほどオウム真理教も、地下鉄サリン事件も、松本智津夫(いわゆる麻原彰晃)も調べて・理解しているわけではない。自分なりに資料を読んだ限り「彼は『狂うことを選択』した」と思っている。