一日一冊(KILL)

読んだ本の備忘録、他

2021-10-10から1日間の記事一覧

森達也『死刑』(角川文庫 2013年)

相変わらずの森達也節というか。。。。 Yes or No(本書の場合は死刑の廃止 or 存置)を簡単に回答できない問題に悩み続ける著者。のスタイル。こうなると、意図的にそういった問題を持ってきているとしか思えない。悩む自分を見せるエンタテイメントという…

高橋秀樹(編)『全電源喪失の記憶』(新潮文庫 2018年)

福島原発群があの地震により危機に陥ったということ以上に、その事後処理に焦点をあてており、全体を俯瞰できる良書と思う。しかし、共同通信社(恐らく記者クラブ会員)のためなのか、東京電力への突っ込みが甘い印象。反対に菅直人には突っ込んでいる。民…

臼井由妃『やりたいことを全部やる! 時間術』(日経ビジネス人文庫、2018年)

一週間を金曜日から始める。という、新書のときのタイトル以外はいたって当たり前の内容だった。もちろん、それが実行できるか否かが大事なのだが。 著者の臼井由妃さんは、『マネーの虎』に出ていらしたのですね、極稀にしか見てなかったので、存じ上げなか…