一日一冊(KILL)

読んだ本の備忘録、他

天野彬『シェアしたがる心理~SNSの情報環境を読み解く7つの視点』(宣伝会議 2017年)

実務家が書いているわりには、学術的な内容であった。

こういった本なので致し方ないのだろうが、最初の3章くらいは現状説明。既に知っている人は飛ばせる。

新しい発見は、最後の2つの章。

 

林 雅之・本門 功一郎『デジタル時代の基礎知識『SNSマーケティング』 第2版 「つながり」と「共感」で利益を生み出す新しいルール』(MarkeZine BOOKS 2020年)

タイトルに「基礎知識」とある通り、表面的な内容であった。

最終章にあった参考すべきブログサイトはメモ。

 

 

梅本正樹『超実践! サラリーマン節税術』(彩図社 2019年)

ほとんど知っている内容であった。

今年は確定申告をしなければならなさそうなので、節税については興味があった。今年は、商品先物で大損しているし。

もっとわかりやすい(チャート式など)の構成にしてもらえるとありがたかったのだが・・・

【評価】流し読みでOK

 

山本貴光『文体の科学』(新潮社 2014年)

ビジネスでブログを開始するにあたり、文体を考えていたので購入した。残念ながら、タイトルと内容が乖離している。文体を科学的に研究しているものと思いきや、文体以外のテーマが多すぎる。まして、文体についての科学的にも言及していない。

少なくとも、複数の文体を記述したうえで、その特徴などを実証的に検証した内容ではまったくない。

【評価】時間とお金がもったいない

 

 

 

高橋ヨシキ・てらさわホーク『ヨシキ×ホークのファッキン・ムービー・トーク!』

対談パートでは、最終章の田野辺尚人氏を入れた対談。映画秘宝』の立ち上げの話で、町山智浩氏以外の視点から語られたのは初めてでは?と思われる。

高橋ヨシキ氏による『おわりに』に書かれている

他社に対する想像力の大切さ。そして相続力を欠いている状態の方が、まるで力があるような言動を、多く目にする。

については全く同意する。2021年初にあった岩田和明映画秘宝編集長(当時)による恐喝事件においても、高橋ヨシキ氏が最もバランスを取れた対応をしてたらしいし。

それにしても『映画秘宝(2022年3月号)』は出版されるのかな?エバーグリーン~イエスタデイ・ワンス・モアを毎月楽しみにして読んでた頃が懐かしい。悲しいな。。。

 

ヘンリー・ブライトン『人工知能グラフィックガイド』(ニュートンプレス 2019年)

学術的にAIを理解したい人が入門書として読む本。

雑誌で有名な『NEWTON』から出版されているので、内容は間違いないと思うのだが、AIがどのように利用されているのか?を理解したい人にとっては、イマイチな内容。

 

筏井哲治『今すぐできる「戦略思考」の教科書』(講談社 2010年)

アトリビュートマトリクス

f:id:toshiishii:20211013214720p:plain出典:長谷川博之『商売繁盛の6つのフレームワーク!(2020年8月30日)』

 


リデル・ハートが提唱する戦略の基本原則

【積極的側面】

  1. 目的を手段に適合させる
  2. 目的を常に念頭に置く
  3. 最小予期線を選択する
  4. 最小抵抗線を選択する
  5. だいたい目標の選択が可能な作戦線を取る
  6. 計画および配置が状況に適応するように柔軟性を確保する

【消極的側面】

  1. 敵が油断していないときは、味方の兵力を打撃に投入するな
  2. 作戦が失敗したときは、同一の作戦線に沿った攻撃を再開するな